夏場のクワガタの温度管理、低コストなら発泡スチロールと保冷剤

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Kuwagata ondokanri

梅雨〜真夏のクワガタの温度管理について。
ヒラタやコクワなどはそこまでシビアではありませんが、ミヤマやアカアシなど高温に弱いクワガタは、温度管理をしっかり行わないとすぐ死んでしまいます。

今回は、クワガタ成虫の温度管理を考えてみました。

コストをかけられる場合

金に糸目をつけないぜ!という場合は、クワガタ専用ルームを作り、エアコンで室内を一定にするのが一番簡単です。専用保存庫的なものでは、「米保管庫」「ワインセラー」「冷蔵庫」があります。必ずしも新品である必要はないので、安い中古を見つけたら試してみるのも良いかもしれません。

低コストかつお手軽な方法

室内で管理するなら、巨大な発泡スチロールを買ってきて、そこに保冷剤と一緒に入れるという方法が最も低コストです。上記の写真がそれです。

ホームセンターで一番大きなサイズの発泡スチロールでも1,000円でした。保冷剤はペットボトルを凍らせたもので十分ですが、直に置くと水滴が漏れたり、近くのクワガタが冷え冷えになるので、小さな発泡スチロールの中に入れています。

床の部分には、キャンプで余った銀マットの切れ端を貼り付けています。

室温にもよりますが、1Lのペットボトル1本で25度前後はキープできます。

屋外でやる場合

同じく発泡スチロールを使います。
ガーデン用の棚のようなものがあれば、そこに発泡スチロールを並べて、上からすだれなどを掛けます。設置場所は当然、日陰の一番涼しい場所がベスト。 

発泡スチロールには、水を1.5cmくらい入れます。
この水が冷却水となってプラケースを冷やす仕組み。さらに、暑い場所だと保冷剤をこの水に突っ込みます。

屋外に水を貯めるとボウフラがわきますが、10円玉を数枚入れておくと銅イオンの効果でボウフラはわきません。

塩水でも同様ですが、オススメしません。
以前、ミヤマをこの管理方法で飼っていた時に、上の段にある発泡スチロールに目に見えないクラックがあり、そこから染み出した塩水が下の段に垂れ、塩水を浴びる場所に居たミヤマが死んでしまうという悲劇が起こったことがあります。