奈良県の南部を流れる吉野川。
果たしてこの川にテナガエビは生息しているのか?
ネットで検索しても情報は皆無だったため、自分でガサガサして生き物調査を行ってみた。
吉野川というと、水質はあんまり良くないけど紀の川河口域のように豊富な生物が棲んでいるわけでもないというオワコンな印象だったが、夜の川をライトで照らすと、それなりに魚に遭遇することができた。
石をどけるとナマズの子供。
ライトでびっくりして自分から網に飛び込んできた魚。
ニゴイの子供?
ギギの子供。
ニホンナマズと間違えてうかつに触ると、ヒレにある毒針で刺されて痛い思いをする魚だが、幼魚の頃はなかなかかわいい。
エビも捕れたけど、テナガエビじゃなさそう。
お馴染みのスジエビ。
今回の調査ではテナガエビは全く見当たらなかった。
吉野川〜紀の川中流域まではテナガエビはほとんど生息しておらず、エビといえばこのスジエビかミナミヌマエビになることが分かった。
吉野川の近くにある野池では、陸封型のテナガエビが棲んでいる池が1つだけあるので可能性としてはゼロではなそうだが、このエリアではテナガエビの遭遇確率はめちゃくちゃ低いのは確かだろう。だからネット上に情報が無かったのだ。
結果は全然だったけど、タモ網の熟練度がアップしたのでいいとしよう。