ボロボロの網から始まったワンハンド網スタイル。
まさに原点回帰。
子供時代に戻れる捕獲スタイル。
・・・って、実はそういうのは全部後付けに過ぎず、できるだけ上流部に棲んでいるテナガエビを採って食べたいという動機からスタートしているにすぎない。
テナガエビといえば、関西では「武庫川」「淀川」「紀の川」の河口部に行けば、誰でもそれなりに釣れることでお馴染みだが、ちょっと水質に難があるのも事実。エビやカニの仲間は、デトリタスといって川底に沈んでいるゴミを主に食べているので、できるだけ水質の良い場所でとれたものを選びたいというのが人情としてある。
テナガエビは繁殖するために一度海に降りる必要があるので、長い川やダムや堰がある川の上流部には生息していない(または数が少ない)と考えて、中流部から下流に沿って調査することにしたのだった。
初回は網がぶっ壊れ。
2回目はなぜかウシガエルを捕獲。
3回目は少し下流に移動してみた。
そこで、やっと待望のテナガエビに遭遇したのだった。
ライトで目が光るのですぐにわかる。
スジエビやヌマエビよりも圧倒的に大きい。
捕獲はちょっと難しかった。
経験者のブログなどでは「石をどかして網をかぶせると、海老はびっくりして飛び上がり自然に網に入るよ!簡単だね!」などと書かれているが、実際には底にへばりついて匍匐前進をおっぱじめた。
かなり大きい。
こんなデカいエビが、身近な川に棲んでいたとはね。
上から見たら完全にザリガニ。
大きさもそれくらい。でもエビ。食べたら美味しい。調理法も油で揚げるだけと簡単。
見た目もかわいいし、ペットとして飼ってみるのも面白いかもしれない。