ミヤマクワガタ、それは幻・・・ではない。
実はミヤマは平地にも住んでいる。都市部の真横にある山にも住んでいる。
だが、平地に住んでいるミヤマよりも、高い山に住んでいるミヤマや田舎で採れたミヤマの方が特別感がある。
なぜだろう?
昆虫というのはイメージが大切なんだなぁと実感するが、ミヤマクワガタに関しては年々取れる場所が減ってきた。
大阪府では、北部と南部にある山のどちらでもミヤマクワガタを採ることができたが、南部にある山ではピンポイントなクヌギの植林でしか採集できるポイントが無く、先行者に乱獲されると全く採れない。木のウロの中に定住するヒラタクワガタとは違い、いる場所に行けば簡単に採れるクワガタなので、先行者が木をキックしていれば全く採れないのだ。
逆に、大阪北部では今でもレギュラーサイズのミヤマを採ることができる。あそこは大阪北部ていうか、もはや兵庫県だけどね。
ミヤマの生態としては、暑い地域のミヤマは夜行性、涼しい地域のミヤマは昼行性であることが多い。
昼間暑い時は、木陰や地面に潜って休憩していて涼しくなったら活動する。逆に、夜は寒いくらいになる地域だと昼間に活動するというわけ。
人間も似たようなもんだね。