【美食倶楽部】アブラゼミを拾って油で揚げて素麺に乗せて食った

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Cidada noodle japanfood 03

いくつかの灯下ポイントを回っていると、やたらセミばっかりが拾える場所があることに気づく。

クワガタはあんまり飛んでこない代わりに、セミがやたら飛んでくる。

セミって夜は寝ているイメージがあるけど、最近のセミは夜に鳴いているやつが居るし、夜型のセミもいるのだろう。昼間は暑くなってきたので、昼間は活動を停止して涼しくなってきてから活動する。ごくごく自然な環境への対応だ。また、セミも昆虫なので光に集まる習性がある。

というわけで、街灯に集まったセミを拾って食べることにした。

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ヒグラシがほしかったので山の灯下チェックに行ったのだが、なぜか採れるのはアブラゼミばかり。

こいつは平地のセミのはずだが、温暖化の影響なのか最近はクマゼミに生息地が奪われているらしい。その頃、クマゼミは西日本にしかいなかったが、今は東日本にまで普通に進出していてこれも温暖化の影響と言われている。かくして平地のアブラゼミは姿を消してクマゼミに取って代わった。アブラゼミは山間部にもいて、そいつらにとっては温暖化は願ったりかなったり。丁度いい気候になっているようで大量にいる。

灯下に集まるのもアブラゼミばかり。
おかげでヒグラシは1匹しか採れなかったし、標高800mくらいあるのにエゾゼミは1匹も採れなかった。

そういえば、ミンミンゼミってどこにいったんだろう?

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カラスに食べられたミヤマクワガタの残骸を発見。

明らかに70mmはあると思われる、めっちゃバカでかいミヤマ・・・の頭があった。こんな大きなオスが灯下に集まることもあるんだな。

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持ち帰ったアブラゼミとヒグラシを調理する。

調理といっても、羽根をキッチンバサミでカットして油に投入するだけ。

動いているセミの羽根カットに抵抗がある方は、セミを冷凍庫に入れてシメてからやるといい。

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低温でじっくり揚げる。
体内までちゃんと揚げないと線虫(寄生虫)が怖い。

捕まえてから1日置いたので体内の水分は排出されていると思っていたが、まだまだ残っていたようで、パーーーン!!!油が飛び跳ねて台所が油まみれに。

次からはフタをしよう。

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味付けは塩のみ。
セミ自体に香ばしい味があるので、そのままでも十分食える。

今回は、夏らしく素麺に合わせてみた。

せみそうめん!

東南アジアの方の食べ物っぽいが、味は完全に和風だ。まあ美味しいけど、脚と口吻ののどごしが素麺ののどごしを邪魔していて、見た目以上に相性が悪かった。味はエビの素揚げみたいなもの。ビールのおつまみなどにするといいかも。

いつか、ヒグラシを腹いっぱい食べたいな。

あのスナック感がまじでうまい。