クワガタの観察ポイントとしていた河川敷に、とうとう奴らが大量発生していた。
うじゃうじゃいる。
終わった・・・
まさに樹液場のジャイアン。
クワガタは居ない・・・!?
カブト同士のバトルは見ごたえはあるが。
至る所にいるので、全く有り難みはない。
大量発生したカブトが樹液場を占領してしまったので、追いやられたクワガタ達はカッパカパに乾いた木のウロで餓えをしのいでいた。恐竜全盛期における哺乳類の祖先を思い出す光景だ。
別の場所に移動するとそこにはカブトの影はなく、非常に静かな樹液場で、厳かに樹液をすする者たちだけが集まっていた。
クワガタは繊細でカブトは荒い
今回の経験で、クワガタは繊細な虫でカブトは雑な虫という印象が強まった。
子供の頃は入手性の容易さからカブトを飼っていたけど、ガキの適当な管理(夏休み後半には飽きて世話をしなくなる)にも関わらず、しっかりと卵を生んで、幼虫が生まれて育ち、翌年には羽化してカブトになるのだから、子供に昆虫の生態を教え込むにはカブトが最適かもしれない。
ヒラタとノコとミヤマを飼うなら、断然ヒラタ
大人になった今ではクワガタの中でも、ヒラタくらいしか飼う気が起こらない。
個体によるけど、ヒラタはゼリーもちゃんと綺麗に食べるし、基本的なIQが高い気がする。数年生きるドルクスだからだろうか。対して成虫としては1シーズンで死ぬノコギリやミヤマは、ゼリーを攻撃して全部ひっくり返してしまったり、ハスクチップが大顎の先端に刺さったままになっていたりとなかなか頭が悪い。
というわけで、ノコギリやミヤマは飼育にはあまり向いていない気がする。