テナガエビを捕って食べてみたいということで、少し水のきれいな川の中流域あたりで夜ガサをやってみた。
テナガエビといえば、大きな川の河口付近で釣っているイメージが強いが、そういう場所は川の中で最も水質がヤバいことがほとんど。かといって上流域はテナガエビがほぼいない。じゃあ中流域じゃいというわけで、和歌山県のA川までやってきたのだ。
それにしてもこの川、かなり魚影が濃い!
魚はうじゃうじゃいるし、スジエビもうじゃうじゃいる。
生物がいっぱいいる特有の匂いがプンプン漂っていた。
ドブ川オワコンのK川とは全く違うぜ!
砂地になっている場所では、ツチフキかカマツカが捕れた。
こいつがいる時点で豊かな川ということが分かるね。
さらに捜索を続けると、デカイエビを発見!
とれたーーーーーー!!
でけえテナガエビ。
緑っぽくてかっこいい。
こんなサイズのテナガエビがいるんだ。
淡水なのにすごい。
始めてきたポイントだが、当たりだったみたい。
9月下旬なので通常ならシーズンは終わっている時期だそうだが、今年は地球温暖化の影響かこの時期でも大きなオスのテナガエビを見ることができた。
1日ほどエアレーションした水槽で泥抜きしてから調理して食べる。
素揚げはいい感じ。
生から調理したので寄生虫の懸念があるため、低温でじっくり揚げた。
テナガエビで寄生虫ってあんまり聞かないけどね。同じ淡水の甲殻類であるサワガニとかザリガニ、モクズガニなんかには住血吸虫がうじゃうじゃいるので、テナガエビもできれば泥抜きしてから冷凍しておくほうが安全だろうか。
ボイルもしてみた。
どちらも完全に普通のエビ。
ブラックタイガー(ウシエビ)と同じ味。
素揚げの方はアブラゼミに近い風味もある。やっぱり昆虫に近い生き物なんだなこいつらは。