和歌山県産のオヤニラミを探しに、同県某所のとある川を調査してきた。
オヤニラミ(学名: Coreoperca kawamebari)は、スズキ目ケツギョ科に属する淡水魚。日本の本州、四国北東部、九州北部に分布している。体長は最大で15cmに達する。河川の中流・下流域やその支流、水路などに生息し、昆虫や甲殻類を主に食べる。繁殖期にはオスが卵を保護する。一部地域では絶滅危惧種に指定されている。
スズキ目なので、見た目はまんまメバル、熱帯魚ならアメリカンシクリッドに非常に似ている。柄は迷彩模様のようで雷魚っぽさもあり、かなりかっこいい魚ということで、アクアリウム界隈では一定の人気がある魚種だ。
そんなオヤニラミは日本の固有種で外来種ではないが、本来は和歌山県に生息していないので、国内外来種という扱いになっている。和歌山のオヤニラミは岡山、四国、九州の血が混じっているので、アクアリストによって累代飼育されていたものが放流されて定着したと考えられる。
オヤニラミが和歌山県に定着している事実は、県立博物館のブログによって明らかにされたのが最初だと記憶しているが、その後、別の人がブログで実際に捕獲している。どちらの記事でも詳しい場所は伏せられているが、分かる人には分かる感じなので、ちょっと下見に行ってみた。
オヤニラミは、「流れのゆるやかな場所」と「アシや水草」を好む。
ここなんかはピッタリだ。
しかし、残念ながら下に降りる場所が無かった。
本当にこんな川にいるのか?
この場所は非常にいい感じ。
今回は下見なので、釣りで反応をみるだけ。仕掛けはメバル用のワームでやってみた。
3回ほどキャストしてみたが、カワムツっぽい魚がアタックしてくるだけで、オヤニラミの姿は無かった。
ここはいそう。
でも目視では良くわからない。
他の人達もガサで捕まえているので、やっぱりガサるしかないか。
(イメージ画像)
というわけで、10月中にもう一度チャレンジしてみよ。