ここは、昨年の豪雨で崩れたまま放置された場所。
道沿いにクヌギの木が並んでいていかにもなポイントだった。最初このポイントを発見した時は、木をキックするとそこそこの大きさのミヤマクワガタが落ちてきたし、夜になるとミヤマクワガタが飛来する場所だったのだが、今はもう見る影もない。
木は立派だが・・・
カナブンが少々、あとはコクワかスジクワがいるだけ。
かつては大きなミヤマクワガタがいたポイントなのに、この変貌っぷり。
なぜこうなってしまったのか?
豪雨や台風による木の倒壊もあるが、最大の原因は放置された山だからだ。
全く手入れされない杉の木がクヌギの木を追い越して成長してしまい、太陽光がクヌギに当たらず、生存競争に負けたクヌギは不健康になり、樹液を出さなくなったり立ち枯れしたりしていた。
このポイントはもう終わりでしょう。
昆虫は、いることはいるけど少ないね。
河川敷も果樹園もスルーして山奥まで来たのに、まったくアテが外れた。これなら果樹園ポイントでカナブンバトルでも撮影するほうがマシだっただろう。
今後、日本はこういう場所が増えていくんだろうな。
LED化が進む中、唯一の灯下ポイントもチェック。
アカアシクワガタの♀が飛来していた。
いつもなら1時間くらい粘って飛来待ちするのだが、この日はもうやる気が全く無くなったので早々に帰ることにした。