9月中旬、峠越えをした帰り道に山の灯下ポイントに寄ってみた。
気温は18度でかなり肌寒い感じだったが、それでもコクワガタのメスが飛来していた。コクワガタのたくましさは異常!といっても過言ではない。
そんな中、カブトムシっぽい虫を発見。
こいつは?
糞虫の仲間のダイコクコガネ。
アトラスオオカブトのような角が生えていて小型なのでゴホンダイコクコガネのようだ。
センチコガネのような美しさはなく、いかにも糞虫です!といった風貌で、人によってはうわぁ・・・キモッ!と感じるかもしれない。
自分もその一人だ。それは、子供の頃の体験が強烈なトラウマとなっているからである。
夏休みに友人とクワガタ採集にでかけた際、道端にバカでかい犬のクソを発見したのだが、よく見ると、そのクソが“もぞもぞ”と動いていた。
「このクソ、生きている!?」
とマジで思ったくらいだった。
友人が虫取り網でクソを突くと見事に崩壊して、中からこいつらがウジャウジャでてきた。異臭を放つクソの中にこいつらがいたのだ!完全にトラウマである。
その記憶があるので、ダイコクコガネを捕まえようとは一切思わない。
オスにはアトラスオオカブトのような角が生えていて、見れば見るほどカブトムシっぽいが、実際はかなり小さくカブトムシと間違えることはない。
あ、こいつカブトムシっぽいけど、別モンだな〜というのが一発でわかる。
何ていうか、その“モドキ”な感じも、ちょっと苦手だったりする。
モドキといえば、クワガタっぽいけど実はカミキリムシというセコイ奴もいる。灯火採集に来た子供が、クワガタと勘違いして虫かごに入れているのを目撃するが、なかなかシュールである。