富山まで遠征して手掴み捕獲できた貴重な昆虫。
それがこちらのエゾゼミである。
標高1000m超のヤナギ生い茂る道沿いで、アカアシクワガタやヒメオオクワガタ、巨大ミヤマを期待して行ってみたものの、ルッキングで見つけられたのはこいつのみだった。
とはいえ、普段お目にかからないセミなので、ちょっと希少価値がある。
キッズの頃の憧れの昆虫といえば、オオクワガタやタガメであるが、エゾゼミもその中の1つだった。森林性のセミでヒグラシよりも高い山に住んでいる。
アブラゼミやクマゼミ、ヒグラシ、ニイニイゼミは普通に捕まえられるが、キッズの生息域ではエゾゼミを捕獲するのはまず不可能だったからだ。(長野県では普通種らしいので長野県民にとってはアブラゼミレベルの虫かもしれない)
それにしても、生きているエゾゼミはめちゃくちゃ美しい。そう感じるのも希少性があるからだろうか。
アメリカで大量発生する17年ゼミはこのエゾゼミの仲間で、あちらでは全く貴重価値は無いらしい。日本で言うクマゼミやアブラゼミ扱いで所変われば品変わるを実感する。