クワガタを逃しに行った時に、偶然捕獲したアブラゼミを食べることにした。
クマゼミも採れたけど皮が硬いのでスルー。アブラゼミだけ持ち帰り、冷凍庫に入れて締めておいた。
大手メーカーがコオロギ食に目をつけたことで昆虫食も定着してきたように感じるが、その中でも最も食べやすく美味しいのがセミである。これは今後も覆されることはないだろう。
下ごしらえは、羽根をむしり取るだけ。
寄生虫や半生が気になる方は、一度ボイルして水気を切っておくといい。これはどんな昆虫にも言える。生で食べるのは論外だけど、どうしてもと言うなら自己責任でどうぞ。
油の温度はあまり高すぎず、低温でじっくり揚げるのがいい。
セミの体内に樹液が残っていると「パーン!」と弾けて油が飛んでくるので注意。
色が変わったら油から上げて塩をパラパラ。
これで完成。
サクサクした海老のような味と塩味のハーモニーがうまい。
過去に様々なセミを食べてみて感じたのが、一番美味しく食べられるのはアブラゼミだなということ。これは間違いない事実。クマゼミは固くて論外、ニイニイゼミは土臭くて蛾を食ってるみたいでキツい、ヒグラシは美味しいけどスカスカ、エゾゼミはクマゼミと変わらん、ミンミンも同様というわけで、一番おいしそうじゃない茶色い羽根のアブラゼミが一番美味しいという結論になった。
アブラゼミというネーミングの通り、脂身が多いので食べごたえもある・・・って、そういう意味のネーミングじゃないか。