捕まえたヒラタクワガタを逃がしにいった。
いつでも思う存分ゼリーを食べられる悠々自適な生活をおくっていたせいか、捕獲した時よりもパワーが増したようだ。
人間の飼育下と過酷な自然界、クワガタにとってどちらが幸せかは分からないけど、無慈悲かつ傲慢な木々の伐採工事が行われない限りは、メスと交配して子孫繁栄してくれると思う。
・・・なんてことを考えていたら、デカいメスがいた。
たくましいボディ。
卵いっぱい産みそう。
すでに、メス目当ての別のオスが住んでいた。
条件のいい木は、常に入れ代わり立ち代わりクワガタが飛んでくるので、そういう木を見つけておくと観察するのに役に立つ。ノコギリクワガタもいたけど、よく見るとボコボコになっているので、このヒラタクワガタとケンカしてやられたようだ。
クワガタを逃して帰ろうとすると、セミの声が凄まじい。
木をライトで照らすだけで「眩しいんじゃコラァ!」と叫ぶようにすごい鳴き声がする。
すると、ライトに向けてクマゼミが飛んできた。
クマゼミは幼虫の時は可愛いのに、成虫になるとなかなかグロテスク。
特に裏側がメカメカしい。
そりゃ地球外生命体説も出るわな。
クマゼミと並んでよく見かけるアブラゼミ。
こちらは非常に美味というわけで、持ち帰って食べることにした。