灯火採集と灯下採集はどう違うのか?
灯火は主に自分でハロゲンライトなどを使って、山から虫をおびき寄せる採集方法。灯下は設置されている街灯や自動販売機などの明かりに集まってきている虫を拾う採集方法・・・という認識でいます。
飛んで火に入る夏の虫という言葉がありますが、それを地で行く採集方法ですね。
山にハロゲンライトなどを設置して待つ採集方法は、環境に与える負荷が大きいのでポリシーとしてやらない人もいます。自分も今の所やるつもりはありません。設備にお金もかかりますし、待つスタイルはあんまり好きじゃないので。
街灯も自動販売機もLED化してきて虫の集まりが悪くなってきているので、ちょっと厳しいところがありますが、たとえLEDでもかなり明るければ集まってくることを確認しています。
暑い夏、夜に街灯周りを散策して飛んできているクワガタを拾っていく。ポイント選びが良ければ、結構これだけでも虫が採れます。暑い日中に樹液場を探すよりも効率はいいかも。
昆虫が灯火に飛来する条件
- 蒸し暑い雨上がりの夜
- 日没〜9時くらいまでがピーク
- 風の弱い日、または無風
- 月が出ていない(新月)
条件としては、山間部にあるダムの街灯がベストですが、ダムによっては立入禁止だったり街灯自体を点灯させていなかったりLEDになっていたりします。当然、条件の良いダムでは先行者がいることもあり、その場合は飛来するまで待たなければいけません。